第3章 はじめての一目惚れ(爆豪勝己)
爆豪side
去年のキャンプファイヤーで告白された
そんなこと、本当に大したことねぇってわかってはいつつも、なぜかイライラが止まらない
(あー、クソ、、さっきまで楽しく二人で話してたじゃねーか)
今日出会ったばかりの女に振り回されてる自分が、なぜか許せなかった
(なんだよこれ、、初めてだ、、)
周りのヤツらは楽しそうに、キャンプファイヤーを楽しんでるっつーのに、俺だけなぜか冷めた気持ちで色が変わっていく炎を眺めていた
切ない時間も終わり、帰宅の時間になった
「あーあー、俺らが大学生だったらこれからもっと遊べたのにな〜」
と残念がるアホ面
「電気くん、可愛い〜、また遊ぼうね〜」
と香澄の連れに、軽く流される
「制服だしね、早く帰った方がいいよ」
と笑顔で香澄に言われる
「チッ、、」
(子供扱いすんじゃねーよ、、)
そう思いつつも、補導されたら困るのは確かだったので帰ることになった
んだけど、、
「勝己くんっ、、!ちょっとだけいいかな、、?」
と香澄に呼び止められた
と同時に、ニヤニヤしだす野郎共
「もう、どんだけでも時間あります!な、爆豪!
じゃ、俺ら帰るんで!!」
「じゃあね〜」と、みんなで帰って、俺らだけが取り残された
「と、とりあえず、制服もあれだし、、、私の家、くる、、?」
と少し恥ずかしそうに言う香澄
(可愛いじゃねぇかよ、、)
と思った時にはもう、「行ってやる」と返事をしていた