第3章 はじめての一目惚れ(爆豪勝己)
香澄side
二人きりになって、最初は怖い人だと思っておびえていたけど、、
人混みではぐれそうになった時は、手をつないでくれるし、私の受けている授業の教授が超癖が強いっていうくだらない話をちゃんと聞いて、小さくではあるけど笑ってくれるし、、、
(誤解されやすいけど、実はいい人、、?)
そんなとき、キャンプファイヤーが始まるアナウンスが流れた
「行こうよ!」とノリノリで誘ってしまってすぐ、やば、興味なさそうって思ったけど、「ああ」って微笑んでくれた
きゅん
(笑った顔もイケメン、、!)
思わむギャップに胸が高鳴ってしまった
そのあとも他愛もない話をして、相変わらず楽しそうに騒いでいる理沙たちに合流する
キャンプファイヤーでは、炎を操る個性を持った科学の教授が、化学反応を利用して、ほかのキャンプファイヤーとは違う特別なキャンプファイヤーが行われる
(この学祭では、これが有名なんだよね、、)
ちょっとした花火のようなパフォーマンスのあと、音楽とともに静かに燃えるキャンプファイヤーをみながら、みんな何か食べたり喋ったりして過ごしている
中には、、
「好きです!付き合ってください!」
「、、はい、!お願いします!」
なんて甘い展開もあったりする
そんな新しくカップルが誕生する様子を見て、理沙が
「いいな〜、わたしもあんなロマンチックな告白されたーい!
香澄は去年、先輩に告白されてたもんね〜、超良かったよ〜」
と思わぬ暴露、、すると
「「ええ!?」」
と上鳴くんと、瀬呂くん
「ちょっと、理沙やめてよ〜!そんな大したことないし、よく知らない先輩だったから断ったんだから、、!」
必死に言う私の横で、怖い表情の勝己くんと
「へ〜!モテるんすね〜!」
と感心する切島くん