第3章 はじめての一目惚れ(爆豪勝己)
香澄side
なぜか私は、ツンツン赤目のイケメン・爆豪 勝己くんのとなりを歩き
後ろから、理沙たちのにぎやかな声を聞いている
(何か話したほうがいいのかな、、、?)
と思いながら、後ろの会話を聞いていると
「香澄さんさ~、、彼氏とかいるの?」
高身長イケメン・瀬呂 範太くんが、ひょこっと私を覗き込むように尋ねる
(わ、思わずきゅんとしてしまった、、、)
「い、いないよ!」
予想もしていなかった胸きゅんに、顔が赤くなるのがわかってバレないようにうつむいた
「じゃあ、好きな人はいるんすか!?」
と、理沙と異様に仲のいい金髪イケメン・上鳴 電気くんは、私の肩にいきなり手をまわし、尋ねてくる
(ち、近い、、!)
「好きな人もいないよ~」
なるべく、ときめいてるのが、バレないように平然を装って答える
へ~と答える二人に、便乗するかのように、赤髪イケメン・切島鋭児郎くんが
「じゃあ俺が彼氏立候補しようかな~!!」
と、口悪イケメン・爆豪 勝己くんを見てにやにやしながら言う
すると、
「チッ、、、おい、香澄、大学案内しろや」
と言って、私の手をつかみ、引っ張っていく
「え、!!?え、、、?」と困惑しかない私に対し、
後ろから「ヒューヒュー」というひやかしと、
理沙からの「ファイト!」が聞こえた