第2章 再会(澤村大地)
澤村 side
「もう、、帰っちゃうの、、?」
うるうるとした大きな瞳で、少しはだけた服で、甘えた声で言ってくる菊川
悶絶して、何も言えない俺に、さらに追い討ちをかけてくる
「もう少し、、一緒にいて、、?
ぎゅー、して、、ほしいな、?」
やっぱり控えめな言い方で、お願いしてくる彼女に、なんとか理性を保ち、そっと抱き寄せる
「ふふ、、ありがとう、、」
俺に腕を回し、胸元に顔を埋める彼女
(ベッドの上ってのが、また、くるな、、)
しばらく、そうしていると彼女は少し、体を離し、俺を見つめ、
ちゅっと小さく音を立ててキスをしてきた
「、え、!?」
慌てる俺をみて、小さく笑い、
「、、しよ??」
ととどめの一発
(、、でも、俺は、!負けない!!!)
なんとか、自分を保ち
「もう、寝なさいよ?」
と寝かしつけた
しばらくして、気持ちよさそうに寝ている彼女に、少しだけ欲を発散するためスーッと太ももをなぞる
「んっ、、」
くすぐったいというように、身をよじる彼女
(にしても色っぽすぎるべ、、)
手を出してはいけないとわかってはいても、彼女をみていると段々と理性が崩れていくのがわかる
「俺だって、、男なんだぞ」
ボソッと呟いた俺のそばで、スヤスヤと寝息をたてて気持ちよさそうに寝ている菊川
「明日、起きたらちゃんと伝えるから」
そう言って、俺も浅い眠りについた