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いろいろ詰め合わせ(短編)

第18章 再会(宮治)


香澄side


Aチームの扉を開けるとそこにいたのは…

「香澄やん!!!!」

「侑!?」

選手とまさに言い合いしてた瞬間に出くわしたのは、高校の後輩宮侑


(いや、、元彼の片割れか…)


「え、菊川さん、知り合い?」


驚いた表情で聞くのは黒尾さん

「サムのも「高校の後輩です!」」


キッ、!と睨んで邪魔をするわたし


(余計なこと言うなー!)


わざとか天然かわからないが、てへぺろと誤魔化す侑


「はじめまして〜、菊川香澄ちゃんっていうんだね、僕は及川徹です、よろし「日向っす!!!よろしくっす!!」」


邪魔をされて不服そうな及川さんにワーワー騒いでる周りの方たち



(仲良しだな〜)


高校時代のメンバーということで、ちょっと同窓会ぽさを感じつつ思わず笑みがこぼれるくらい和やかな雰囲気


そのあとも色々あり、Bチームにも挨拶に行き、選手たちはアップへと向かった





「じゃあこのあと僕、行くところがあるから菊川さんはこのまま会場にいてくれてもいいし、動いてくださっても大丈夫です!」


「わかりました、ありがとうございます」


そういって別々になったタイミングで、お客さんが入ってきた


(わあ…アイドルみたいに好かれてる選手もいるんだ…)


その中には名前が書いてあるうちわやタオルを持っている子たちもいる


私は、カメラとメモをとりながらしばらく会場にいると、携帯が震えた


(ん?あ、赤葦さんから)


内容は無事に宇内先生と落ち合ったが、試合には間に合わないかもしれない、おにぎりがほしいとのことだった


(おにぎり…??)


不思議に思い、事前に黒尾さんからもらっていた今日のフロアマップを広げると


「え…?」


そこにあるのは「おにぎり宮」の文字


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以前、信ちゃんこと幼なじみの北信介から聞いた話を思い出した


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