第13章 大人だけのお祭り(相澤消太)
香澄side
「、はぁ、、移動、すっか」
名残惜しそうに口が離れて、ボソッとつぶやくと、私を抱えてベッドへと向かう
(こういうこと、、サラッとやっちゃうの、、ずるい)
「しょう、たさ、、すき、、」
「なんだ急に」
私をゆっくりとベッドにおろして、気持ちをつぶやく私のことを優しく見下ろす
彼が私の上に被さって、私の体の上に体重をかけると、ギシ、、とベッドが軋む音が部屋に響いた
「消太さんは、、?」
そのまま、私に口づけようとするのを、肩を軽く押して聞くと
「同じ気持ちだ」
小さく笑いながらそう言って、私の口を再びふさいだ
「んっ、、ッ、、ぬゥ、、」
先ほどよりも深いそれに、頭がくらくらとして、彼の首に腕をまわす
「、ンんッ、、、ぁ、っ、」
彼の手は服の下から、私のふくらみへと伸びていき、キュと頂点をつまんだ
「、ャっ、、んッ、、!はぁっ、、」
彼は唇から、瞼、耳、首をちゅっ、と音を立てながら、だんだん下へと移動する
「ン、、あ、っ、、」
私の下腹部が、じわ、と熱くなったその時
♪~
♪~
二人の携帯が鳴った
「、、はあ、、なんだ」
彼は眉間にぎゅっとしわを寄せて、携帯を確認する
(私も見よ)
彼が携帯を確認している横で、私も携帯を確認すると
『今年のお祭りについて』
という件名で校長先生から連絡が入っていた
「同じメールだな」
横に携帯を並べて、すごくいやそうな顔をしている消太さん
「これ、なんですか、?」
内容を読んでも、いまいちイメージができず尋ねると
「かなり面倒なやつだ、、、」
と説明をしてくれた
・・・
「毎年校長先生のさじ加減で決まる研修を兼ねたお祭り、、、」
「教師や、香澄のような事務員、一部のプロヒーローが集められて、試合しながら親交と絆を深め、万が一の時のための訓練だそうだ」
「意味が分からない」と、本当にいやそうな顔をしながら、説明を終えた彼
(、でもでも、!これって、!)
「消太さんのかっこいい姿が直接見れちゃうってことですよね、、!?」
横にいる消太さんのほうを見ると、また呆れた目でこちらを見ている
(楽しみ、!)
そうして平和に日々が過ぎていった