第12章 夏祭り(瀬呂範太)
香澄side
「??どういうことだ、?」
頭にはてなマークがたくさんでている轟くん
「いや、そういうんじゃないよ!」
上鳴くんに言われて、と話そうとしたその時、手をつかまれ引っ張られる
「ちょっと、こいつ借りてく」
声の主は、せろくん
「え!?!?」
焦る私と、不思議そうな鈍感組、そしてニヤニヤしている上鳴くんや切島くんと、事情を察してニヤニヤしている三奈ちゃんたち
みんなに見守られて、私はせろくんに連れ去られた
寮について、そのまませろくんの部屋へと連れられて行く
「ちょ、ちょっと、!せろくん、!?」
私の手を引っ張って歩くせろくんは、いつもと様子が違っていて余裕がなさそうだ
「、ごめん、、香澄、」
部屋に入ってすぐ謝る彼は、そのまま私の口をふさいで、口内をかき乱す
「ンぅっ、!?、ん、、ぁッ、、」
どこで学んだのか、器用に私の浴衣の帯を外して、するりと浴衣を脱がしていく
「ちょ、、んっ、、せ、ろくっ、、」
逃げようとする私を両手でがっちりとつかみ、逆にぐっと自分のほうへと近づけた
「、っ、ン、、はぁ、っ、きゃ!?」
やっと口が離れたと思ったら、下着姿の私を担ぎ上げ、ベッドへと移動する
ドサ、といつもより少しだけ乱暴に私をベッドへと押し倒すせろくん
すでに大きく膨れ上がった自身にゴムをつけて、正面から私を組み敷く
「やだ、!うしろか、ら、!!んんぅ、、」
後ろからがいい、という前に口をふさがれた
(これで、最後なのに、、!)
最後の二人の時間は、今まで以上に甘い時間を、と思っていたが、真逆の展開
そう思うとさらに溢れそうになる涙
(だから、、後ろからが良かったのに、、バレちゃう)
せろくんは、正面で組み敷いたままぐっと腰を下ろす
「んんっ!!、、はぁ、っあ、、ァア、、」
せろくんに快感が与えられるたび、泣きそうになる
涙が堪えきれず、バレないように顔を覆う
「顔、っ、見せて、?」
首を横に振る私と、腰を振り続ける彼
「手、どけろって、、っ、」
そう言って、彼は、私の顔を覆っていた手をどけて、テープで上に固定する
「や、だ、!、ンン、、っ、」