第9章 これがいわゆる運命(?)(影山飛雄)
香澄side
1つ目の国、アルゼンチン
1人目、先輩及川さん
「え、香澄ちゃんじゃん、超久しぶり〜〜元気してた〜?」
「はい、元気してました」
「ちょっとちょっと、僕を忘れないでもらっていいですか?」
相変わらずのチャラい及川さんへの交渉は無事成功した
・・・
2つ目の国、ポーランド
2人目の人、先輩牛島さん
ちょうど練習場からでてくる牛島さんに出くわす
「おお、菊川、久しぶりだな」
「牛島さん、お久しぶりです」
「これから俺は走りに行くところだ、じゃあな菊川」
「あ、はい、!頑張ってください、!」
「だから、僕のこと忘れないでください〜!」
そう言って、激速の牛島さんに走ってついてっている黒尾さん
しばらくして戻ってきた死にそうな顔の黒尾さんは、手でグーとだけして座り込んでしまった
牛島さんも成功したようだ
・・・
そして、、3つ目の国イタリア、。
3人目、影山飛雄、、
練習場に入るまでの道を歩いてあると
「菊川さん」
といきなり呼び止められる
「はい、なんでしょう」
「つぎも、、一発目が俺じゃなく、菊川さんだったら、、 」
「はい、、、」
溜めながら話す黒尾さん
「菊川さんは、ここに残るか日本に帰ってください」
「、え???」
「だって、!!及川くんも牛島くんも、!!
今日のコンタクトは俺がとってるのに!一言目が全部菊川さんで悲しい、!!」
手で顔を覆い、泣いたふりをする
「い、いや、それは、私が中学と高校の後輩なだけで、!」
「いや、いいんです、。やっぱり可愛い子がいるとそっちにいっちゃうものなので、、」
「いや、それは、関係ないと思うんですけど、、」
ぴし!
といきなり黒尾さんは私を指差し、
「まあなんでもいいんですけどっ、!ここにいるか日本か!だからね!」
とまた有無を言わせない感じで言い捨てて、スタスタと練習場へ向かう
「は、はぁ、」
置いてかれるわけにはいけないと思い、走って追いかける
(、、てか、超久しぶりの、、飛雄、!緊張する、!、)