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いろいろ詰め合わせ(短編)

第9章 これがいわゆる運命(?)(影山飛雄)


香澄side



「こら〜他校生かな、?勝手に入っちゃダメだよ〜」



そばを通った先生から言葉がかかる



「あ、!先生、!!大丈夫です!迷子になったそうなので帰り道教えてあげてるだけです!」


「あ、そうなのー?それならいいんだけど、、」


と言って校舎の中へ入っていく先生




もう一度、3人は意識を向けると、日向くんはもうこちらへ歩き出していた



牛島さんに向き合う飛雄




「あの、、及川さんが県内で最強のセッターなら、、

それを超えるの俺なんで」




失礼します、と礼をしてこちらへ向かってくる




(あぁ、、相変わらずかっこいいや、、)




凛とした彼に思わず見惚れていると


「影山の友達、!案内してくれてありがとう!
次の試合では、俺たちが勝つんだからな、!!」


元気いっぱい日向くんが、真剣だけど超眩しい笑顔で私に言う




「、、うん、!私は戦えないけど、、白鳥沢のみんな、強いから!負けないよ、!」



日向くんはへへっと笑って、出口へと向かう






次にこっちへ向かってくるのは、彼





「香澄、俺、、、あの時ひどいこといって悪かった、、

次は俺たちが青葉城西も、及川さんも、白鳥沢も倒すから」





頭を下げて謝ったあと、真っ直ぐに私を見て告げる飛雄




(謝ることも、、俺たちって言うことも、、、


きっと日向くんのおかげなんだろうな、、)



飛雄の新しい姿に感動と、嬉しさと、自分には叶えなかったという小さな悔しさを胸に感じる



「、うん、、飛雄のことは、、ずっと応援してる、、

今まで通り、何があっても、!」



「、おう、、さんきゅ、」


小さく笑って、日向くんの元は走っていく彼







(、、もう、ほんとに、、好きだ、)








伝えるつもりもない気持ちを抱え、次いつ会えるかわからない彼の後ろ姿を目に焼き付ける






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