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いろいろ詰め合わせ(短編)

第9章 これがいわゆる運命(?)(影山飛雄)


香澄side


「おい、迷子になるなよ」


「ならねーよ!」


少し低くなっているが、聞き覚えのある声に思わず、進んでいた足が止まる



「牛島さん、見失ったぞ!」


「じゃあ迷子だ、!!」


とぴょんぴょん2人でしている


「飛雄、、?」


名前を呼ぶと、こちらを向く彼


「、、香澄、、?」


「偵察に来た烏野の2人って、、」


「俺たちだ!!おれ、日向!影山の友達か、!?」



オレンジ髪の男の子が元気いっぱいでいう



「うん、まあ、そんな感じ、、てか牛島さんなら、もう体育館行ったよ、?」


「「体育館どこだ!?」」


「あっち、、」


体育館のある方を指差す


さんきゅー!と日向くんが言う

すると、2人は目を合わせて


「「うぉー!!!!!」」


と言いながら走っていった




(なんか、、、あんな飛雄初めて見た、!)




新しい仲間の存在が、彼にとってとても良い何かを与えているのか、、

昔の彼のことを思うと、日向くんという太陽のような男の子の存在に期待が膨らむのを感じていた





体育館の方へ向かうと、ちょうど牛島さんと話しているところだった



話の内容は聞こえないが、少しピリッとしたあと、ボールが体育館から飛び出してきた


 
「あっ、」




牛島さんがジャンプをしてボールを取ろうとする

と、ボールに向かって走り、ジャンプする日向くん




「え、!?」




身長差がだいぶある2人だが、それをもカバーするかのような日向くんのジャンプ

私も牛島さんも驚きしか出てこなかった


飛雄をみると、ニヤリとしている





「コンクリート出身、日向翔陽です


あなたをぶっ倒して、全国へ行きます」




そう言って、ボールを牛島さんに渡す日向くん


ピリピリとした雰囲気が3人を包んでいる







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