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いろいろ詰め合わせ(短編)

第9章 これがいわゆる運命(?)(影山飛雄)


香澄side



高校時代



「菊川、外周するからみんなのタイム頼む」



キャプテンの牛島さんが私に頼む



「あ、はい!」



(未だにあのオーラには慣れない、、)




白鳥沢に入学し、バレー部のマネージャーになって、すでに数ヶ月が経過しているのに、、




インターハイ予選では無事勝ち進み、選手たちはインターハイに向けてトレーニングに取り組んでいる






「みんな集まったか」




いつも通り、目印となるバレー部のバス近くで各々ランニングの準備をする



「じゃあ、菊川頼む」



「はい!いきますよ〜、、


よーい、スタート!」




私の合図に合わせ、選手たちが走り出す


先陣を切っているのは、やっぱりキャプテン牛島さん







バレー部のバスの近くでストップウォッチを眺めながら、みんなが戻ってくるのを待つ




(もうそろそろ牛島さんが戻ってきてもいい頃だけど、、)




いつもなら戻ってくるタイムで、戻ってこない牛島さんをまつ



2分ほど遅れて、牛島さんが戻ってきた



「はぁ、、はぁ、、」



「お疲れ様です!
いつもより1分45秒ほど遅かったんですけど、何かありました、??」



すると牛島さんは、後ろをチラ、とみて



「烏野のおかしな速攻を使う2人がついてきた」



「え、??」



「うちの偵察がしたいそうだ」




牛島さんの目線の先を見ると、オレンジ色の髪の毛の男の子が何かを見て、ぴょんぴょんしているのが見えた




もう1人は黒髪で、、どこか見覚えのあるような、、





「後は頼んだぞ」



「、あっ、はい!」



牛島さんに声をかけられ、ストップウォッチに意識を戻すと、選手たちがいつも通りのタイムで続々と戻ってきた



「よし、OK」


全員戻ってきたのを確認し、戻ろうと体育館に歩き出す




数メートルほど進んだ時に、後ろから声が聞こえた






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