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いろいろ詰め合わせ(短編)

第8章 新しい幸せ(岩泉一)


香澄side



はじめとのことでモヤモヤを抱えつつ、はじまってしまえば楽しい修学旅行


葉月と一緒に飛行機の中もバスの中も騒ぎ倒し、夕方の国際通りを歩く



「あーあー、私にも好きな人や彼氏がいたらな〜」


と嘆く葉月


「えー、そしたら私一人になっちゃうべ?」


さみしい♡、と言って抱きつく


「やだー、かわいい〜」




なんてむなしく女2人でいちゃついていると、前の方に男女5人がいるのが見えた





「あ、、」



誰がいるのか気づいた葉月






(はじめ、、)





そこで何かが私の中で切れるのがわかった

 



楽しそうに5人で話している


その中にいるのは、彼氏であるはずのはじめと、はじめに木があると噂の女の子、及川くんを含めた男女5人






すれ違い様、軽く睨んでしまう私と、楽しそうに話している彼




(何で付き合ってるのかな?てか、私たちほんとに付き合ってるのかな?)






楽しいはずの修学旅行で、涙目になってしまう私



「香澄、、」


そんな私をみて、悲しそうな葉月




すると、


「あ、!香澄ちゃん!」


と後ろから及川くんの声



振り返ると、女の子3人をおいて、岩ちゃんの腕を引っ張りこっちに向かってきている



「え、?」



戸惑いを隠せないわたしたちと、ニコニコしている及川くんと、ちょっと怒りながら戸惑っているはじめ




「いきなりごめんね〜!ちょっと話したいことあって、!
葉月ちゃんいいかな?」



と言って、掴んでいた腕をはじめから葉月に乗り換え、連れて行く


「えぇ、!?」


「ちょっと二人で待ってて〜!」


と終始ニコニコで嵐のようにさっていった及川くん






残された私とはじめ





「あー、、じゃあ俺あっち戻るわ」


と女の子3人を指差して、戻ろうとする





(また、、)




「、なんで、私とは一緒にいれないの?」



と聞いてしまった




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