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テニプリ短編集【幸村精市】

第2章 仕込み【幸村】


同じクラスの幸村精市が私は苦手。


でも顔はすごくタイプ。
学校で人気上位なだけあって本当に綺麗な顔をしてる。
よく言われるだろうけど、そこらへんの女の子より綺麗。
なのに一人称が『俺』なのもモテる理由なのか…?




モテる理由は顔以外にもたくさんある。
テニスで常勝校の部長であり、クラスの子にも優しい、
そして何度も言うがあの美形。
本当に見た目だけは、どタイプ。



そんなモテない理由がなさそうな幸村を私が苦手な理由は
たまたま見たテニス部の練習試合だ。


もう声も出ないほど驚いた。
どタイプな顔が魔王にしか見えない。
部員たちへの指示の出し方や試合が押され気味の時の雰囲気。
いつもと180度と言わず1周回るぐらいイメージが変わった。
日頃から規律にうるさいあの真田が可愛く見えるぐらいに
部活モードの幸村を私は怖く感じてしました。




まぁテニス部の練習じたい見たことなかったし勝手に見た目だけでイメージを決めてた私も悪いんだけどね。



私はめちゃくちゃに甘やかしてくれる優しい男の人がタイプだから幸村みたいな怖い人は苦手。
あの日から幸村の事を呼び捨てに出来なくなったもんね。


最初は不思議そうな顔してたけど今は普通だし特に気にもしてないだろう。
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