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テニプリ短編集【幸村精市】

第4章 平凡な【幸村】


『それで昼の話しだけど〇の秘密…教えてくれるかい?』

「…秘密だってば。」

『そうかー。じゃあ俺から言うよ。俺は〇が好きなんだ。』

「……!!?」

『字が綺麗なとこに惹かれて1年の時からずっと見て来て好きになったよ。俺と付き合ってくれないか?』



こんな幸せなことある……?
驚きで言葉が出てこない。

『どうかな?俺は君がいいんだけど……』

「も、もちろんだよ!私の気になってる人、幸村なの!」
「私も1年の時から好きだった!!」

『フフッありがとう。実は昼休みの会話、〇の事も聞こえてたんだ。嬉しくてさ…』

『ずるいかもしれないけど両思いってのがわかったから俺の気持ち伝えてみたんだ。これからよろしくね?』


「こちらこそ!!!」

そのまま手を繋いで家に送ってもらった。

『今日はありがとう。それと……』

「ん?」


チュッ
幸村にキスされた。

「!!!!」

『フフッ。大好きだよ!また明日学校でね!』

そう言って爽やかに帰って行った。






次の日にはどこから広まったのか学年中に私たちが付き合った事が広まってて友達にも質問攻めされた。

「なんで?」「どうして?」「どうやったの!?」「おめでとう!!!」
いろいろ言われてオロオロしてしまう…
そんな時



『〇こっち来て!』

突然幸村に呼ばれ近づいたら手を引っ張られよろけたところを肩を抱かれる形になった。

『みんな、昨日から俺は〇と付き合ったから、よろしくね』


謎の付き合った宣言でクラスのテニス部からはヒューっと祝われ女子からは悲鳴のような声も聞こえてた。



あと少しある学校生活いつも通り平凡には過ごせ無さそうだ。








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