• テキストサイズ

(名探偵コナン】生まれ変わったら名探偵の姉でした(改)

第37章 漆黒の葬列 後編





それからはただ、一方的な暴力に翻弄されるがままだった。防護服を着ていても銃撃で感じる痛みに呻き声が漏れても、決して薬の秘密は明かさずホラを吹く。例えば『蛇になった』とか、『実は体が細い』とか。私の適当な出まかせにジンがイラつき、銃で全身を撃たれ続ける。まるで癇癪を起こした子供のよう……、久々に会えば自分の思い通りにならず、態度が変わってしまった私に戸惑っている。屈服させたくて、苦痛に喘がせたくて堪らないのでしょう?

ねぇジン、私ね、今回の作戦で話し合ってた時に椎奈さんに言われたの。「愛と憎しみは紙一重って言うけれど、ジンの哀ちゃんへの執着心は異常よね……」って。「はぁぁ?!愛?アイツが?私に?」失礼な態度と言い方だけど、あの冷酷非情なポエマー男に私へのプラスな情があるとは思えないと返すと、椎奈さんや警察五人組は「そうじゃなくて、長年過度な脅迫や加虐趣味を行うなんて歪んだ仲間意識とか、裏返しの感情表現になってるんじゃね?」って……。

それを聞いて気持ち悪かった、納得出来て逆に虫唾が走った。だから貴方達が逮捕される日が待ち遠しいのよ……!!コイツらは両親が研究施設の爆発に巻き込まれた事件を、事故だって伝えて来たけど絶対に違う!!証拠は何一つ残っていないだろうけれど、常に脅迫されて痛感させられていた。裏切り者、潜入捜査官への凶悪な仕打ちが可能性を物語っている。




(後日、加筆修正します)
/ 351ページ  
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:なごんだエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白い
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp