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(名探偵コナン】生まれ変わったら名探偵の姉でした(改)

第36章 漆黒の葬列 前編



コナン「(あ、アイツ、本当に置いて行きやがった……。まぁでも流石にこれ以上我儘言うのもまずいしな、組織の奴は会場で身動きとれねぇし。いざとなったらそれこそ、)」



合流したらオレに連絡しろよ、と言われつつ簡単に解放された彼女の小さな背中を見送り、一先ず撤退するしかないと現場に戻るのは潔く諦める事にする。そしてもし警察が事件を解決できずにいたら、その時は密かに工藤新一として、と思案するオレはこのあとの惨事を想像もしなかった。灰原が組織の奴に攫われ、ジンに殺されかけた挙句、杯戸ホテルの酒蔵が炎上するまで、オレは犯罪組織の恐ろしさを完全に舐めていたのだ。

ああ、勿論オレは灰原と別れてすぐに松田刑事から連絡を受けたおっちゃんによって電話越しに大声で怒鳴られ、当然の如く江戸川文代もとい海外にいる両親に連絡が行ったのだった。

──────新一side END







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