第2章 遊び人の本気[前原陽斗]
そこには身体を重ねる女子生徒と男子生徒がいた。
男子生徒は激しく腰を打ち付けている。
女子生徒は身体を支えられながら声を頑張って抑えようとしている。
『んあっ…し、うくん…イクッ…むりっ…』
<✴✴声抑えろって…。
聞かれたらどーすんだよ?>
いや、俺が見てるし。
ていうか✴✴…?
あと、1個上の詩宇センパイ…
大人しいイメージだったけど、違うのか?
ふたりはどーいう関係何だよ。
『あ"あ"あ"あ"あ"っ…
イクッ…んっ…あんっ…イ"クッ…』
プシャァッ
✴✴が痙攣する。
<え、イッたの?
俺まだなんだけど?>
『も、う…むりぃ…しうくん…』
<止めないよ?
俺がナカに出すまで。>
そう言うとセンパイは腰を打ち付けるのをはやめる
見てらんねぇ…
俺はその場から去った。