第2章 君との出会い
彩花Side
久しぶりに部屋の外に出てみたことがある…
そこには女の子のメイド服を身に纏っている男の子がいた
鼻歌を歌いながら掃除しているのが目に入った
彼があの子に追いかけられている子だとすぐに分かった
とっても可愛らしい見た目をしていて私も少し和んだ…のはナイショです
ここらへんじゃ誰にも見られていないし彼も気づかないだろう、そう期待を込めながら
私が好きな歌を
歌って
踊って
とても楽しかった
外に出るのは少し好きになった、かもしれない
あれから年が過ぎた
あの子は消えてしまった
最後ぐらい顔を合わせとけば良かったかな…
少しの後悔を抱えて今日も誰とも話さずに寝室のベットで眠る
まだ続きます⇛