第34章 鬼の女の子と耳飾りの少年
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左近次「分かった。しかし、禰豆子がそうなった場合はどう対処したら良いんだ」
巌勝「文珠では駄目なのか?」
まゆ「いえ、使いようね…」
文珠か…霊能素人じゃ文字を入れられないから予め文字を入れとく方が良いわね
縁壱「双文珠なら二文字入れられる故、更に強力になるのではなかろうか」
まゆ「今の私には双文珠を作るのは無理だわ」
巌勝「今は無理が効かない故、致し方ないだろう」
その後も議論が続いたが結局答えらしい答えは出なかったが、とりあえず『鎮』の文珠を3個程作り左近次に渡して屋敷に帰った。本当はもっとあげたいけど今は3個が限界よ
まゆ「精神的に来た……………つ、悪阻が………オェーー」
巌勝「影子ぉぉぉ医者を呼ばぬか!!」
影子「呼バナイワヨ。巌勝落チ着キナサイヨー」
家の玄関でやっちゃったw精神的な事は案外と悪阻にダイレクトアタックなのよねー(笑)
無一郎「あっ、お姉さんお帰り。ついでにお姉さんの従者みたいな オ ジ サ ン 達」
有一郎「お兄さん達は腹に赤ちゃん居るお姉さんを連れ回した罪はいつ償うのさ」
美月「今でしょ!って、二人共そんな言葉どこで憶えたの!駄目よ〜」
こちらまゆ、玄関に幻が見えまーす!美月は最近いつも来てくれるから置いといて、有一朗と無一郎はなんで私の屋敷に居るの!?
巌勝「美月、何故にこの二人が居るのだ」
巌勝さんから怒気が発せられる。私を気遣ってくれるのは有り難いのだけど、子供相手にあまり宜しくないかな…
有一朗「美月お姉さんは悪くないからな。俺達が押しかけた」
無一郎「僕達はまゆお姉さんが心配だったから来たんだけど。オジサンって心が狭いよね」
美月「大人気ないよねー」
有一朗と無一郎が私を心配?
えーーーっ超可愛い!!やっぱり巌勝さんの子孫だけあって優しいわよね♡←チョロい
まゆ「有一朗、無一郎、来てくれてありがとう♪凄く嬉しい!」
巌勝「美月、私は大人気ないのではない。お前は事情を知っておるだろうに…」
美月「妊娠中だから大変だろうって、お館様から聞いて駆けつけてくれたんだよ。ご飯作るの手伝うって」
将来有望過ぎない?
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