第30章 こんなの初めて…〜second wedding〜と後日のお話
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妙神山帰りに煉獄家に寄ったら結婚式の話が出たんだけど、話し合いの結果とんでもない事になったわ…
槇寿郎「出来ることならばメドーサ様の言う様に両方してもらえないだろうか…」
一ノ瀬「まぁ、何方かでは収集が付かない気がしなくもないな」
縁壱「分かりました。両方で式を挙げると云うことですね」
黒死牟「具体的には如何なさいますか?新郎が二人とは世間が許さないかと…」
それは何となく思ってはいたけど…やっぱり新郎新婦は一人ずつが妥当よねぇ
メドーサ「教会と神社で巌勝と縁壱を分けたら良いじゃないか。人界と神魔中立地帯で呼ぶ奴も分けたら世間体も守れるだろう?」
杏寿郎「流石師匠です!それなら公平だ」
まゆ「ん〜、神社については選択肢が多々あるわよね。でも教会を如何するかよ。天界や神界ならなんとかなるけど、正直あまり考えてなかったわ。移動が遠くなると母上と千寿郎が辛いし」
黒死牟「まゆが教会にしたいと言ったのだろう?」
そりゃそうだけどさ、二人を分けるつもりが無かったから事情を知る者だけにして隣り村にある教会で良いかなとか思ってたしなぁ…
縁壱「中立地帯とはいえ、生身の人間が神魔の領域に立ち入るのは身体の負担にならぬか心配だ」
何だかんだと話し合い、結果がこれよ…………
火乃華「何か言い訳はあるか?ちょっと人界を離れている間に何をしてくれたんだ貴様は」
まゆ「なぜ私が怒られてるのかしら。花嫁だから?」
火乃華「きぃ〜さぁまぁ〜」
まゆ「ヒッ…」
炎良神社の隣りに教会建てました。ソロモンの悪魔が勢揃いで二日掛けて!
サッちゃん「火乃華っちスマンなぁ。立地の問題でこの場所にってなったんやで〜勘弁したってぇな。まゆちんも反省しとるさかいに」
キーやん「火乃華っちには大変申し訳ありませんがまゆさんが我侭なものでして、こうするより他は無かったのです」
私のせいか!?教会を人界に建てようと言ってたのは知ってたわよ。キーやんが金銭面で全負担で、建設はソロモン七十二柱を始めとする悪魔達がすると云うことでね
まゆ「炎良神社の隣りだなんて聞いてないわよっ」
火乃華には「一言でも言わぬか馬鹿!」とほっぺたを抓られた。痛い…
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