第26章 帰宅後の宴
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まゆ「やっと飲める♪と、その前に…」
まゆ以外「………!?」
私は玄関に向かって叫ぶ。見知った気配がプンプンしてるのよね…
まゆ「隠れてないで出て来たら!!恐怖公と獣神官よ」
ゆらりと動く気配。その場に魔族の二柱が現れた。アシュタロスは兎も角、何でゼロスがいんのよ!!
ゼロス「いやぁ〜あっさりバレちゃいましたね〜」
アシュ「だねー☆槇寿郎さん瑠火さん、お邪魔します!斉天大聖の修行から生還したと聞いてね、居ても立っても居られなくてきてしまったよ。二人ともおめでとう!杏寿郎君も頑張ったみたいだね!」
黒死牟「ありがとうございます」
縁壱「お忙しいのに来てくださり、ありがとうございます」
まゆ「誰に聞いたのよ」
聞けばメドーサが言ったらしい。しかも随分興奮気味だったとか…。私の旦那様達にほれてないでしょうね!!まっ、あの子の好みは母性本能を擽る坊やがタイプらしいから違うか
縁壱「ゼロス様は如何したのですか?」
ゼロス「それは秘密です♪」
まゆ「それが私に通用するとでも?言いなさい」
ゼロスは一瞬開放した私の魔力に「うっ…」とたじろぎ、困った顔でボソボソと話始めた
ゼロス「それがですね、獣王様から祝の品を渡すように仰せつかっておりまして…」
まゆ「それなら最初から言いなさいよ。言い難い事ではないでしょうに。アンタ本当は『それは秘密です♪』が言いたいだけなんじゃないの?」
縁壱「流石にそれは無いだろう」
巌勝さんが「声が猗窩座に似ている」とかボソッっと言っていたけど猗窩座ってだれよ
槇寿郎「まゆ、折角来ていただいたんだ。二人分席をつくりなさい」
寛容過ぎない?
ゼロス「これはまゆ様に渡すように仰せつかった手紙です。出来たら僕が帰った後に読んでほしいのですが…」
全員が席に着くと、ゼロスが私に手紙を寄こした。ゼラスからですって?ディスられる予感しかしないわね
まゆ「勿論、今読むわよ♡」
ゼロス「ヒィっ……やめたほうが宜しいかと…」
ゼロスの冷や汗が半端ないわ
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