第18章 三度目の正直
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まゆ「味覚は人に戻ってる筈よ。その為の術も掛けてあるから食べてみてほしいの…ね?」
黒死牟「…………わかった」
父上の目が『ナイスでーす』と言っている。父上と縁壱さんは巌勝さんが人のご飯を食べる瞬間をソワソワしながら見ていて、巌勝さんは若干居心地悪そうだ
巌勝「……美味い…」
巌勝さんは「美味い、美味い」と次々に食べ物を胃に収めていく
槇寿郎「落ち着いて食べなさい。飯は逃げないから」
縁壱「兄上、良かったですね」
槇寿郎「まゆ、他にも何か作れ!巌勝殿の為に頑張らんか!」
まゆ「はーい♪あっ、ご飯と味噌汁も用意するね☆それと現世の酒じゃ酔えないだろうから、魔界のお酒『魔神』と神界の『明けの明星』地獄の『獄炎』天国の『桃源郷』を頼んであるわ♡」
今日は張り切っちゃおう!
槇寿郎「俺は飲めんだろそれ…」
縁壱「いえ、人が飲んでも大丈夫です。あくまでも神魔妖も酔えるように作ってあるだけですから、現世の酒と変わりませぬ故」
黒死牟「それは良いな…」
ん?来たわね…
美月「はぁーい♪キャァー♡黒死牟伯父様会いたかったぁぁぁぁぁぁ」
黒死牟「美月…息災だったか?」
美月が巌勝さんに飛びついた。大好きな伯父であり、呼吸の師匠だもんね〜
美月「うん!伯父様こそ、お母さんに会えなくて泣いてたりしなかった?」
黒死牟「沢山…泣いた…」
美月「そっか!今度は私の家族に会ってね♪」
まゆ「美月いい加減にしなさい。雅勝が先でしょうが。気が利かない子ね。そのうちに離婚されるわよ?縁壱さんも何とか言ってよ!この子ったら我が強すぎるわ!」
縁壱「しかし…」
槇寿郎「お前がそれを言うのか……」
美月は変わらずテンションが高いというか何と云うか…
美月「お母さん超うっさい!どんだけ振りだと思ってんの?黒死牟伯父様に会えなくて禿げそうだったんだけどぉ?」
黒死牟「美月!母親にそのような口をき「伯父様は黙ってて!!」すまぬ…」
まゆ「ふーん、それなら禿げたら良いわ!雅勝がアストラルサイドに潜ったまま出て来ないじゃないの。お母さんが言ってるのはね、下の子の事を考えなさいって言ってるの!」
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