第18章 三度目の正直
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私達は静かに、お館様の言葉を待つ
耀哉「私としては一般隊士として癸から始めて、何れは柱になってもらいたいと思っているんだ。勿論、正規の給金は出る。意見は有るかな?」
槇寿郎「お館様が仰るなら、それで宜しいかと…」
まゆ「私もです!」
巌勝さん悩んでるわね。真面目か!!って言われる位の堅物だから…
耀哉「巌勝は何かあるかな?」
黒死牟「真に恐れながら…お気持ちは大変有難き事。しかし、本来私は敵側の鬼でございます。故に一般隊士と同じ扱いは如何なものかと…」
巌勝さんならそうなるわよね。間違っても『やったラッキー!』だなんて考えないもの
耀哉「確かに巌勝は鬼だ。けどまゆとの過去からして鬼になりたくてなったのではなく、まゆと赤ちゃんを守りたかったからだよね。それに鬼になってから四百年、一人も喰っていない… ならば鬼として扱うのは如何かと思うんだ」
黒死牟「人を喰らえぬのは、まゆが掛けた制約が掛かっている故でございます。私の意思では有りませぬ…それに私は、まゆと再び共に歩んで行けるだけで、この上ない幸せでございます」
まゆ「巌勝さん♡まゆもぉーーー!!」
ゴチンッ
槇寿郎「バカ娘、お館様の御前でバカな事を言うでない!!」
父上に拳骨されたよ!スミマセンでしたね、バカで煩くて!あぁ痛いよぉ…
耀哉「槇寿郎、まゆは嬉しくてしかたないんだよ。多目に見てあげようね」
槇寿郎「は、はい!お見苦しい所をお見せしてしまいまして、大変申し訳ありません」
そう、嬉しくて嬉しくて叫びたいもん!でも大人だから耐えるよ!!
耀哉「でね、上弦の壱であった黒死牟という鬼は身体こそ鬼だけど、心はずっと人間だったんだよ。私はそう思う…だからこそ隊士として迎えたい」
黒死牟「ありがとう…ございます…」
巌勝さん泣いちゃったよ!?
耀哉「最終選別の必要はないね、恐らくは鬼殺隊の誰よりも強いから。巌勝、この話を受けてくれるかな?」
黒死牟「有難きお言葉、私には勿体のうございます。お館様の期待にお答えできますよう、精一杯鬼殺に励みます事をお約束致しまする」
一件落着!私達三人は産屋敷邸を出てた。さて、この後は…………
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