第17章 大正恋物語【煉獄家】
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日が沈み鬼の活動時間、正しく逢魔が刻。案内された方角から悲鳴が聞こえる
あっ、魔物は私やw
まゆ「月の呼吸 参ノ型 厭忌月・銷り」
?「あ、ありがとうございます!」
守りたいから、誰かの仇を討ちたいからって頑張ったのに、ここで死んだら意味が無いじゃない
まゆ「こんな所で死にたくなければ鬼を斬り伏せなさい!!怯えてる場合ではない!!」
?「は、はい!!」
可哀想に、怖かったわよね…怯えきってしまっていているわ
まゆ「最期まで足掻くのよ。生きる事を諦めてはいけない…」
そう言い残し次へと向かう
まゆ「さっきの子、大丈夫かしら…。日の呼吸 ・陽華突 」
朝方、最終選別を監視していた鎹鴉達が『カァー』『カァー』と、ざわめき立っている。何事かと思っていると、一匹の鎹鴉が大きな声で叫んだ
鎹鴉「鬼ガ、ホボ空デアル!!コレニテ最終選別終了!!入リ口ニ戻レー!!」
二日目の朝に最終選別が終了した。早く家族や縁壱さんに会いたい…
まゆ「式よ、ご苦労だったわね。ありがとう」
式は枯葉と枝に戻っていった。これはこれでちょっと寂しいなぁ…
入り口に辿り着くと、助けた男の子(?の人)が私の方に駆け寄って来る
まゆ「ちゃんと生き残ったみたいですね♪合格おめでとうございます!」
?「本当に何と言ったら良いか…俺は後藤って言います、君は?」
まゆ「煉獄まゆです。後藤君、これからよろしくね!」
後藤「あっ、俺ね隠になろうかと思ってさ…剣士向いてないって改めて思い知らされたよ」
まゆ「それも一つの手ですね♪」
後藤「俺は剣士の皆を支えていく事にするよ!まゆちゃん本当にありがとう!またな!」
後藤君は手を振りながら帰っていった。隠になりたいって言わなくて良いのかしら?もう言ってきたんなら良いけど…
そう言えば四百年前にも剣士から隠への転向は有ったのよね。その時は引退した剣士が主だった様な…?確か緑野殿は引退後に隠やってたわ!キャッチフレーズは【元鳴柱で超戦える隠】とかって、全然隠れてなかったけど(笑)
懐かしいなぁ…
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