第17章 大正恋物語【煉獄家】
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【最終選別】
ー最終選別当日ー
今日は、いよいよ最終選別の日。朝早くから支度をして自分の日輪刀を帯刀した
槇寿郎「心配は無用だろうが、一応な」
父上が切り火をしてくださった。心配されるのは素直に嬉しい
瑠火「まゆ、自分の責務を全うするのです」
杏寿郎「がんばれっ!」
千寿郎「あねうえ、がんばってください!」
家族って良いなぁ…
まゆ「行ってきます!」
藤襲山に着いたは良いけど、やっぱり一人は少し寂しいわね…。終わったら、縁壱さんに沢山甘やかしてもらおっ♡
パチンッ
初めての最終選別なんだから気合い入れなきゃ!と頬を両手で叩く
ん?初めての最終選別?なんかおかしいわね
あっ、普通は一回か
まゆ「四百年前は特例で出てないから、勝手がわからないのよねぇ…」
でも、重要な事は聞いたわ!四百年前に兄さん達が「塩と火と串を持て!」って言ってたから、今回は塩と串は持って来た♪火は魔術でイケちゃうからね
妖精の様な美しい女の子が最終選別についての説明をし終え、鬼の居る場所の入り口に案内してくれる
最終選別スタート!!
まゆ「うじゃうじゃ居る…話には聞いていたけど居すぎじゃないかしら(汗)」
雑魚ばかりだけど流石に気配の多さと臭いで酔いそうだわ。周りをキョロキョロしていると、私はフっと母上の言っていた『自分の責務を全うするのです』という言葉を思い出す
まゆ「あれよね、最終選別とはいえ、誰も死なすなって事よね…。鬼を狩るのみよ!」
私は人と鬼の気配の無い場所に移動し、木に辛うじて付いている枯葉を二枚手にとり、手のひらの上で木の枝と組合せて鳥のような形を作った
まゆ「終わりを迎えし優しき大地の象徴よ、我が力もて、新たな息吹を与えん、式よ、我に従いて目覚めん!」
枯葉で式神の様を作り出すと、予め作っておいた文珠を二つほど取り出し『探/知』と込めて式に吸収させた
まゆ「片っ端から鬼の居場所を教えてちょうだい!」
自分で探るより効率が良い
まゆ「一匹たりとも逃さねぇーわよぉ!!」
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