第17章 大正恋物語【煉獄家】
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瑠火「それは私も反対です。槇寿郎さん、まゆも杏寿郎も生き残れるように指導をお願いしますね」
槇寿郎「分かった!子供達が生き残れるように…」
話を終えたのか、父上と母上は私の部屋から出て行った。伴侶かぁ…良いなぁ
まゆ「今夜も会いたいな♪」
縁壱さんにも会いたいけど、何時になったら巌勝さんに会えるのか…もう、私の事なんか忘れちゃってたりしてね…
杏寿郎「まゆは誰に会いたいんだ?」
まゆ「誰って、巌勝さんに決まってるでしょ!縁壱さんは呼び出したら会えるし♪」
杏寿郎「うむ…縁壱殿とは、この前気絶した時に言っていた殿方か…で、巌勝殿と云う方は何処に居る?俺が連れてきてやろう!」
まゆ「縁壱さんは毎日会えるわよ。巌勝さんは、そう簡単に見つか…………ん?」
えっ?
まゆ「杏寿郎っ!?いつから居たのですか?」
あ"あ"ーーーぁ"
杏寿郎「素振りを続けるように言われていたのだが、やはり兄としては心配でな!父上達とすれ違いで来たのだ!」
まゆ「そ、そうなんですね。私は大丈夫ですから気にしないでください」
杏寿郎「むっ、そうか!何かあれば俺に言うと良い!」
杏寿郎は「昼餉には呼びに来るから寝てなさい」と言って去って行った。単純で良かったわ…
まゆ「いざとなったら文珠で記憶消そうかしら…」
暫くしてから巌勝さんの件について、お館様から許可を貰ったと、父上から聞かされた。これで一安心だわ!
巌勝さん…会いたいよぉ…
私と杏寿郎が七歳の時に弟の千寿郎が産まれたんだけど、千寿郎ったら、そらゃもぉ〜可愛過ぎて気絶しちゃったわ(笑)考えてみたら私って、よく気絶するわね…
記憶が戻ってから五年後、漸く最終選別行きを許された
槇寿郎「一週間後の最終選別行くか?」
まゆ「はい!ありがとうございます!」
長かったわ…技に身体が着いていくようになったからかしらね。こっそり稽古をつけてくれてた縁壱さんも「そろそろ良かろう」って言ってたし…一流の剣士は、その辺の見極めが上手いのね
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