第17章 大正恋物語【煉獄家】
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父上は「俺もまゆが大好きだ!」と、私を抱き上げて高い高いをしてくれる。人間って良いなぁ…
母上が切り火をして任務に行く父上を見送った。そう言えば、妊娠して鬼殺隊を引退してからは縁壱さんに切り火してから送り出ししてたなぁ…
瑠火「行ってらっしゃいませ」
まゆ「ご武運を」
杏寿郎「父上!行ってらっしゃいませ!」
そんな事を考えてたら、縁壱さんに会いたくなっちゃったじゃない!あ"ぁ"ー会いたい!!
瑠火「まゆ、昨日から様子が少々おかしい様ですが何かあったのですか?」
まゆ「……えっ?どこも、おかしくありませんよ?」
瑠火「そうですか。では母の勘違いだったみたいですね。夕餉の準備は出来ていますから、先にお風呂に入りなさいね」
まゆ「はい!」
母上って妙に鋭いのよね。私に何か有ったとか、多分疑いじゃなくて確信してる…。母上、ごめんなさい。今は話せません!
…否、母上に話しておくのはありかも?
結局のところ今日は、母上に自分の正体と目的を話すタイミングがなかった
。夕餉も食べ終えて部屋に入った私が考える事はただ一つ。どうやって父上から最終選別が何時なのかを聞き出す事。
うーん、どうしようか…
まゆ「ヒャクメに調べてもらった方が早いわね…」
ヒャクメは神族の調査官で下級ではあるものの、見る・覗きなどの情報収集では右に出る者が居ないと言う程の優秀な覗き神で、何度も世話になったと記憶している
まゆ「グラウ!ヒャクメに連絡とって最終選別の日を教えてもらって」
グラウ「グゥ(御意)。グルル(縁壱は呼びますか?)」
会いたい!!
まゆ「呼んでもらえるかしら…」
どうやらグラウはヒャクメの前にソルと連絡をとったようで、直ぐに縁壱さんが来てくれた。流石は永年一緒に居る使い魔!
縁壱「今夜も会えたな。会いたかったぞ」
まゆ「私も♡って言うかさ、いっその事現世に来ちゃえば?それとも今から連れ込み宿行く?」
縁壱「私が現世に居たら不味い…鬼に見つかれば無惨が警戒して出て来なくなる。まゆに連れ込み宿は、まだ早過ぎる」
まゆ「早く大人になりたーい!!」
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