第13章 アレがレスとか耐えられないんですど?
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まゆは最近悩んでいる。縁壱が五十八歳を過ぎた頃から夜の営みが、めっきり減ってしまったのだ
縁壱は現在六十歳、二年間で三十回もしていない。まゆはそれに対して物凄く不満を抱えている
まゆ「ハァー…ため息が止まらない…私に飽きたのかな…」
勿論寝る時に抱き合って寝る、口付け、膝に乗ってイチャイチャするのは当たり前にしているのだが、交わい迄いかないのだ
まゆ「納得いかないわ!今日こそは!!えい、おー!!」
湯に浸かっていたまゆは『今日こそは夫を誘惑して激エロな事をする!』と、気合いを入れ湯を出る。はたして上手くいくのか…
縁壱「出たのか、布団は敷いてあるから寝よう」
まゆ「布団ありがとう♪ねぇーあなたぁ♡」
まゆが縁壱の膝へ座り首に腕を回すと、縁壱もそれに答え抱き返し口付けをする。イチャイチャしているうちに縁壱のモノが固くなって行くのを感じるのだ。が!しかし、ここから先が進まない
まゆ「縁壱さん…シて♡まゆ我慢出来ないよぉ」
縁壱「明日も早いだろう…」
別に用事はない、なのにいつもこう言っている。まゆは内心、ムキーッとなるがそこは我慢だ
まゆ「えーっ、いつもそう言ってる…私に飽きたの?」
男性機能は問題なし。元々縁壱は天照大神の加護があり、まゆには復活・再生・治癒に特化している為、ダメなら治せるので問題は無い
縁壱「そんなわけ無いだろう…寝ような?まゆ、おやすみ」
まゆ「なら何でよ……」
気合いを入れた筈なのだが早速心が折れてしまい、涙を流しながら縁壱の膝から降りて魔族姿になった
まゆ「わかった…もう良い…………縁壱さんのバカ!」
縁壱「まゆ?何処へ行くっ!」
まゆは縁壱の目の前から消えた。走りで縁壱には敵わない為に空間移動を使ったのだ
縁壱は頭を抱え「まゆ…すまない…」と、呟いた。縁壱の言葉は何を意味するのか…
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