第10章 番外編ー黒死牟ー
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鬼灯「そこのリア充馬鹿っプル、子供の前で何してんですか!私が考えに考え抜いたオリジナル地獄100選の実験台させますよ?っていうかさせる!!」
雅勝「父上、母上。私は妹が欲しいです!」
白澤「弟かもよ〜♪」
こうして親子三人での魔界生活が始まり、雅勝は霊体から魔族へと転換した。親馬鹿かもしれないが雅勝は剣術の才能が有り、最初の稽古から形になっていたのには驚いた
雅勝「父上と母上と私の絵を描きました!父上、母上、大好きです!」
黒死牟「ありがとう、私も雅勝が大好きだ。うむ、上手いではないか…よく特徴を捉えておる」
まゆ「大好きよ雅勝!へぇ〜才能あるわね」
我が子が描いた三人の絵、本当によく描けていると思う。おまけに大好きと言ってくれて、私の顔は緩みっぱなしだった
巌勝「絵の才能も有るとは非常に多才なのだな。父は誠に鼻が高い」
雅勝「えへへっ♪」
その時…
まゆ「あっ二人とも私から少し良いかしら?」
黒死牟・雅勝「「……?」」
妙にそわそわしている、何かあったのだろうか…
まゆ「実は…雅勝がお兄ちゃんになるっていうか…そろそろ二人目いいかなぁって思って魔力の卵をね…」
私と雅勝は顔を見合わせた
黒死牟「……真か!男子か?女子か?」
雅勝「妹!妹ぉー!!」
まゆ「気が早いわよ!ヒャクメとか視える子に視てもらったらわかるけど、産まれるまで楽しみにしておきましょっ!さっ、雅勝は寝なさい、明日も早いのよ?」
雅勝は私とまゆと腹の子に、おやすみを言って自室に入っていった。それを見届けた私達も寝室に入り抱き合い口付けを交わす
黒死牟「雅勝も兄か…私は幸せ者だ…」
まゆ「ふふっ、私もよ!」
私達は永遠の時を生きる
世界が終わろうとも離さない
まゆ、ずっとずっと愛してる…
番外編END
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