第7章 柱になる
・
溢れ出した蜜を蕾に擦り付け、そのまま蕾の周りをくるくるとなぞった。巌勝は焦れったそうに喘ぐ姿を見てニヤリと口の端を上げ、まゆの羞恥心を煽る
まゆ「ハァハァ…うっ、あっ…みちか、つさぁ、ん…」
巌勝「どうしてほしい、言わなければしてやらぬぞ?」
一方縁壱は遠方任務を終えて屋敷に戻り、風呂に行こうと廊下を歩いていた。風呂に行くには必ず通る場所である
縁壱SIDE
兄上とまゆはもう帰っているのだろうか。と思いながら風呂場に向かった
『あぁっ、やめちゃ嫌ぁ』
まゆの声…?
私は息を潜め気配を消し、声のする方へと脚を進めた。間違えであってほしいと願うが神は私の願いを聞き入れてはくれなかった
『んやぁっ、ソコ気持ちイイのぉ♡』
近付けば近付く程ハッキリと聞こえて来るまゆの艶めかしい声に、息が詰まるようだった…
『あっ、あぁっ巌勝さぁっん♡はぁん、あっまゆイッちゃうっ』
兄上とまゆ…。当然か…愛し合っているのならば交わるのは自然の事。私は兄上とまゆを見守ると、幸せをと願うと決めたのだ
『もっと中をグチョグチョにしてぇっ♡あっ♡あうっ、あぁぁぁ』
私は昔から全てに欲が薄いのか、俗世にあまり興味がなかった。こんな私でも兄上と双六や凧揚げて遊ぶ事が唯一の楽しみだった
『んふぅっ、もっと欲しいよぉ』
兄上とは着るものも、食事も何もかも全てに差をつけられて育てられたが母のおかげだろう。それでもあまり辛いと思った事は無かったように思う
『巌勝さんのをっ、はぁんっまゆのグチョグチョの、んっぁっ、ココに入れてくださっあぁぁっ』
兄上は私と違って剣術の稽古で忙しくあまり遊べなかった。その時は詰まらなかったし悲しかったが我慢した
『あぐっ、はぁぁぁん♡』
うたが鬼に殺された時はどうだっただろうか、放心状態で泣いたかどうかすら憶えていないが恐らくは泣いたのだろう
『んぁっ、おっぱいもぉ♡あっ、んふぅ』
再開したお前は強く美しい大人の女になっていた。日を追うごとに私の胸の奥で愛が膨らみ、衝動的に私の中の雄が暴れだしそうになる位にお前を愛してしまったんだ
・