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【鬼滅の刃】過去も未来も〜R18〜【継国兄弟】

第1章 出会った運命の人






ー御影家居間ー




普通客間に通すだろ!とも思うが巌勝は小さい頃から入り浸ってたりするので巌勝を含めて誰一人として気にしていない



居間に通された巌勝は座布団に座り、柄にもなく緊張していた。いつもは胡座をかいて座るが、今日は『ビシッ』っと効果音が聞こえてきそうな位の正座である。そんな巌勝に竜は小声で話しかけた



竜「一発殴られる位は覚悟しろよ?(巌勝が緊張してるだと!この男が緊張とか受けるんですけど!今日は珍しい面ばっかか見られてメシウマwww)」

巌勝「うむ…それ位はわかっておるわ。まゆの為なら何発殴られようが構わぬ…」



『まゆの為なら何でも出来る』と普段から思っている巌勝は、その程度の覚悟は等の昔に決めていた。まゆは中々に女子が産まれない御影家の末っ子長女であるが故に、嫁に貰うのは厳しいだろうとは思っている



政孝「で、巌勝君の要件とは?」

巌勝「はい、わっ…私とまゆの事でございます!」



巌勝の背中には緊張の汗が伝うが、顔には出さずに政孝に話を切り出した



政孝「ほぅ…」

巌勝「政孝殿…まゆを、娘さんを私にください!!(むっ…交際を許してもらうのが先なのだが言ってしまった…)」



順番がおかしいが結婚が前提にある為か、言ってしまった手前訂正はせず、巌勝は綺麗な土下座をし、政孝に要件を告げた



政孝「むっ、ちゅめ…娘はやらん(噛んじゃったよぉ〜私カッコ悪っ)」

巌勝「私は本気です。まゆと家族になりたい。私の子を産んでもらいたい。一生大切にします!!どうかお許し願いたい!!」

竜「(いきなり!?どストレーーート!!巌勝おまっwww)」



どうやら政孝も巌勝も地味にパニックを起こしていたらしい。竜は、幼馴染のクールビューティがテンパって、とんでもない事を言い始めているのが面白くなってしまった。この際だからと思いっきり楽しむ事に決め、笑いを堪えている



竜「ぷくっ…(俺プルプルしてるやんwww)」



暫しの沈黙の後、政孝は頭を下げたままの巌勝に告げた



政孝「ふぅ…良かろう、交際も結婚も許す(まぁ、継国との話は出来てるからなぁ)」

竜「(むっ、むちゅめって噛んだwww)」



思い出し笑いの竜は放っておこう











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