第7章 柱になる
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夕餉を食べ終えると早速縁壱に抱きたいらしく、まゆが縁壱に抱っこをせがんでいる
まゆ「今日は縁壱お兄様に抱っこしてほしいです!」
縁壱「ふふっ、おいで。まゆが私達兄弟を想い、両方から派生させてくれた事を本当に嬉しく思う。ありがとう…喜びで胸がいっぱいだ。呼吸自体も真に完成度が高くて驚いた」
巌勝「……明日も早い故に程々で切り上げるのだぞ(後で半裸にして膝に乗せよう…)」
縁壱は目を細めつつまゆを膝に乗せると頭を撫で、自分の今の気持ちを伝える。本当に嬉しそうな縁壱にまゆも嬉しくなり、ニコッと笑った
まゆ「ありがとうございます!しかし、お二人には遠く及ばないです!」
巌勝「そんなことはない、幻想的で真に綺麗であったぞ?」
縁壱「兄上もこう言っている、自信を持ちなさい」
まゆは照れて照れて、縁壱の膝の上で頭を抱え膝をパタパタしていた。巌勝と縁壱は思う事は違うが、まゆのそんな姿が可愛くて仕方がなく、今は不満を口にする気は無い様だ
まゆ「…うぅっ」
巌勝「照れておるのか?」
まゆ「かっ、勘違いしないでよね!!別に照れてなんかないんだからぁー私元々顔が赤いだけなんだからね!!」
縁壱「今流行りのツンデレとやらか」
果たしてこの時代にツンデレが流行っていたかは定かではないが、ここでは流行っているということにしておこう
巌勝「そんなまゆも愛い。うんイイ」
巌勝的にはツボらしく頭を抱えて悶え、縁壱はまゆの頭を高速で撫でている。まゆがすごい顔になっているのに加えて頭が瀕死だ
;( ´ °Д° ` );←こんな顔
復活した巌勝が止めると縁壱はやっと高速撫でを止めたがまゆは白目を剥きグッタリと、どこぞのタレたパンダ乙になってしまっていた
巌勝「まゆが可愛いのはわかるが加減をせんか!まったく…私が部屋に連れて行くからお前は寝ろ」
縁壱「申し訳ありません…」
巌勝が縁壱からまゆを受取り部屋へと歩き出し、縁壱はショボンと肩を落とした様子で部屋に入っていった
巌勝「はぁ…やはり面白くない。取り敢えずまゆの帯を緩めねば」
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