第1章 出会った運命の人
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そうこうしているうちにまゆが息を切らせて裏庭にやってきた
まゆ「あっ!!巌勝さぁーん♪むぅ、探しましたよ!!」
巌勝「まゆ、すまない…竜に呼び出されたのだ(この程度の仕返しなら許されるだろう)」
竜は「俺が悪いのぉ!?」と思いつつ二人を見据えた
竜「チっ、お前等の事だろーが」
まゆ「えっ?///」
巌勝「まぁ、そういう事だ///」
巌勝とまゆは顔を赤らめて互いに見つめ合い、竜?誰それ状態であったが竜はめげない
竜「おいコラ、まゆ。お前は巌勝に対して本気なんか。年上の美丈夫なお兄さんに好き好き言われて逆上せてるだけじゃないんか?」
巌勝「竜、貴様…」
竜がまゆに問うと、巌勝が竜を睨みつけた。一方まゆは真剣な顔で竜と巌勝を見る
まゆ「竜兄さん、私は本気だよ。年齢的に信用してもらえないかもしれないけど…巌勝さんが好きなの。小さい頃からずっと。一緒に居ると幸せな気持ちになるの。お願い竜兄さん、私達の仲を認めてほしい。私大きな声で言えるよ?むぅ…」
竜「なっ?何をだよ(多分突拍子も無い事だろうなぁ〜)」
巌勝「…?(まゆ、むぅって顔可愛い!!最早犯罪だっ)」
竜と巌勝の頭に『?』が浮かび、何か言いたげな顔になってるが、まゆは気にも止めずに「すぅーーー」っと息を吸い込み叫んだ
まゆ「わーたぁしはぁー巌勝さんを愛してますぅぅぅぅぅ!!!!!好き好き好き!!キャァー♡言っちゃった///」
唖然とする竜と巌勝と、るんるん♪と踊りだしそうなまゆ。巌勝は段々と事態を理解して顔を紅く染めた
竜「やっぱりまゆだった…」
巌勝「まゆ…まゆ、私も愛してるぞぉーーー!!!!!一等大事にする!着いて来ぉーーーい!!!!!」
まゆ「キャッ♡」
巌勝も思いっきり御影家の裏庭で愛を叫び、まゆは「キャーキャー」と小さな胸をキュンキュン焦がしている。一方竜は…
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