第3章 そして出逢った
『……………』
「……………」
間。
「-ッテメェ!何呼び止めといてシカトしてんだよ!!」
『…………?』
「あ"ぁ!?-またシカトかぁ!?」
だって、本当に分からないんだ…。
シカトとか、そういうのもよく分からないから、怒られる意味も分からないんだけど。
それに、最初に部屋に入ってきたのは君じゃないの?
「……!話がある表に出ろ」
そういう目で見てしまっていたらしく、男の子は自分から話始めた。
でも、外に出る意味が分からない。
「-チッ」
男の子は大きく舌打ちをして私の腕を掴んだ
『え』
「さっさと来い!」
グイッ
そして半ば強制的に私を外に引っ張っていった。
"どうして?"理由が知りたくなった。
どうして知りたくなったかなんて、そんなことすらもう、解らない-