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【R18】私の心は私のもの【リヴァイ/進撃の巨人】

第1章 それより前の日


俺は元々女はあまり好きではなかった。


昔母親と過ごした娼館にいた女たちはどいつも下品で香水の嫌な匂いがした。

男より華奢な体の造りも気に食わない。

細い女の手首なんかを見ていると、痩せ細って死んでいった母親を連想させた。


地下街にいる頃は性暴力の現場を目にするのは日常茶飯事で、性に対しての嫌悪感もあったのかもしれない。

そんな幼少期が今の潔癖な性格を作り上げたのだろうとも思う。


女を抱くようになったのはいい歳になってからだ。


地下から出て調査兵団に入り、生活に余裕が出来たからか、もしくは周りに小綺麗な若い女がいるからか。

女に対しての嫌悪感が多少マシになっていた。

今までは一人で発散していた欲を、街を歩く女を誘って紛らわせることも覚えた。


ただ女を抱くと言うのは色々厄介なもので。

後腐れのない女を探すという時点でかなり面倒だったりする。


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