【呪術廻戦・ハイキュー・文スト短編集】caramel
第5章 ❁⃘内緒【ハイキュー及川徹】
まだ息が整わず、力の抜けた香菜を抱っこするように支えて、自身の大きくなったものを香菜の下着をずらしてあてがう。
香菜の顔にごくりと喉がなった。
『とお、る岩ちゃん、きっと探してる…部活行かなく、ちゃ…』
香菜が絞り出したその言葉になにかがプツンと切れた。
「また岩ちゃん?そんなに香菜は岩ちゃんが好きなんだ?」
グッと熱い香菜のなかへ挿れられる大きな質量。
『あ、っ!んあぁ…!』
それが挿れられた瞬間、香菜の視界がチカチカと弾けた。
快感がはじけ、痙攣がおき、ぎゅっと中が締まる。
香菜を抱えるように及川が支え、挿れているため、いつもと違い、奥まで届き、ぎゅうっと押し付けられる。
落ちないように香菜は及川に抱きつくのに必死だ。
そのまま律動がはじめられた。
揺さぶられる度に、グリグリと奥が刺激されて気持ちが良い。
何度イっても律動は止められることなく動き続ける。
気持ちが良くておかしくなってしまいそう。
『とおるっとお、る…!だめ、これだめなのぉ…!』
「あんまり大きい声出すと聞こえちゃうよ。そろそろ岩ちゃんが俺の事探しまわってくるから、ここ通るかもね。」
クスリと笑うその顔はどす黒く見えた。
「あぁ、それとももう聞かせる?香菜は俺のものだって…!」
先程よりも早く及川が動き、香菜は声を抑えるように口を及川の肩にうずめた。
それでも声が口からこぼれおちている。
「そろそろ…!言う気になった?」
そう言って1度律動を止めると、香菜は涙目で息をはぁはぁとさせながら口を開いた。
『……だから。』
「え?」
『だからっ、徹がもうすぐ誕生日だからっ…!サプライズしたくて…プレゼントとかっ岩ちゃんに相談してて…!』
及川は目をぱちくりとさせた。
「誕生日……俺の…。」
確かに今日の日付は7月6日。
誕生日の2週間前だ。
『もうっいいでしょっ…降ろしてよ…。』
少しそっぽを向いて涙目で香菜は言った。