• テキストサイズ

You are my princess

第1章 You are my princess


「ドンジュン…」
「さきお嬢様…」

ちゅっと病室に響きわたる接吻の音
誰も来るはずのない、2人だけの密室
何度も何度も唇を合わせては、顔を見合わせ
そしてまた唇を重ねる

「ん…ど、んっ…」

さきの喋りかけの言葉を止めて唇を重ね
ゆっくりと自分の舌をさきの口内に滑り込み
少し驚いたようにびくりと体をびくつかせるさき
それを知ってか、ドンジュンは優しく体を引き寄せ、逃がさないようにと
ゆっくり舌と舌を絡み合わせる

「んっ…ぁっ、だめ…」
「なんで??まだ、キスしかしてません。」
「そうじゃなくって…立ってられな…い」

ドンジュンの甘いキスにやられてか、腰が砕けそうになるさき
ドンジュンの寝着にしがみついてやっと立っている状態だ

「へへっ…じゃあ、僕、怪我してるので、お嬢様、ここに来てくれますか?」

そういってドンジュンは座っている自分の足にかかる布団をぽんぽんと叩くと
顔を少し赤くさせてこくんとうなずくさき
そしてそーっとベッドに上り、ドンジュンの足下あたりにちょこんと座る

「さきお嬢様。僕、夢を見たいです…こうやって、あなたに触れる事が出来て…」

髪から頬まで撫で、もう一度唇にキスを落とす

「お嬢様って言わないで。」
「え?」
「こういう時だけで言いから…お嬢様って呼ぶの辞めて?ありのままのドンジュンがいいの」

ふっと微笑み

「さき」

と一言
そしてまたキスをする。そしてゆっくりとシャツのボタンに手をかけ、1つずつ丁寧に外し、肩から脱がす
/ 6ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp