第2章 鏡の中の世界
、、、原因…そりゃあ…ありますよっ…!!
あの鏡のおかげで…寝れてない…!
だからって流石に言えないし…
「…多分、寝付きが悪かっただけだと思います。」
そう答えるしか出来ない私にハンジさんは暫く見つめてきて口を開いた。
「…そう。まあそういう時もあるよね。でも、何かあるなら話聞くから抱え込むんじゃないよ?」
ハンジさん…。
ニコッと笑い言うハンジさんに私も口元を緩め言う。
「はい。ありがとうございます。」
「ううん、は大事な友人だからね。何かあったら遠慮なく言って欲しい。」
「分かりました。ちゃんと言いますね!」
「うん!あ!それとはなんだけど…この間巨人のフィギュアがあったんだよ〜!良かったら今度気分転換に一緒に行かない?」
目をキラキラ輝かせながら言うハンジさんに苦笑いしパソコンに向き直る。
「機会があれば行きます。」
「えぇ〜!?そんなこと言わないでさ〜!一緒に行こうよ〜!色んな巨人が居て面白いんだ!」
「…色んな巨人って…本当巨人好きですよね、ハンジさんは。」
「そりゃあ好きさ!巨人は奥が深いし、またそれも興味深いものばかりなんだ。より一層研究したくなるんだよぉぉ!!」
相変わらずなハンジさんに私はクスリと小さく笑いながらパチンっとキーボードを打った。