• テキストサイズ

鏡越しの体温【リヴァイ】

第2章 鏡の中の世界


あれから暫く三人とお話してそれぞれの家に帰っていった夜。


引越しに持ってきたダンボールの中を整理してご飯も済ませ、お風呂も済まして…色々やっていたらもう10時半を回っていた。


明日も仕事だし…早く寝るか。


リビングの電気を消し、テレビも消して寝室へと足を運ぶ。


扉を開ければキラキラと光る姿見。


早く前の住民が取りに来てくれたらいいなぁ。。


多分凄く困ってるだろうし…。


そう思いながら姿見を見つめベッドの中へ入る。


それまで姿見綺麗にしておこうかな。


そんな事を考えながら横になり目を閉じると疲れていたのか一気に夢の中へと引き込まれた。












































チッ…チッ…チッと時計の針の音が静寂な部屋に響き渡る。


あれだけ深い眠りについていたはずが…何故かふっと意識が浮上してきて薄らと瞼が開く。


まだ辺りは暗くて朝じゃない…夜中だと認識した後、寝返りを打って頭の上に置いてある時計に目を向ける。


…二時…、最悪な時間に目が覚めたなぁ。


ふわぁと欠伸をし、自然と姿見へと目線を向ける。


カーテンから差し込む月の光に姿見が照らされて…


眩しいなって思った時、ふと鏡の中で何かが動いているのが見えた。
/ 33ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp