• テキストサイズ

【FF10】緋色のそばに

第8章 ジョゼ寺院


ジョゼ寺院の試練の間を何とか攻略し、ユウナは今祈り子様と対面中だ。

ティーダは相変わらずこの待ち時間に慣れないようでうろちょろと動き回っているよう。

その様子をみてアーロンが諫めるが、少し経てばまた同じ行動をとっていた。



「あら、またアナタ達?相変わらず頭数だけは多いわね」



寺院に入る前に話していたドナがやってきた。

向こうの嫌味口調は変わらないようで何よりだ。


すると、いつもドナの脇に控えていたガードの男がずかずかと歩いてきてアーロンの前で止まるではないか。

私は突然の行動に思わず身構えてしまう。



「どうしたのバルテロ?そのオジサンに何か用?」



ドナはアーロンのことをよく知らないようだ。

…そうよね、アーロンもオジサンって言われる年齢だもの



「あんた……アーロンだな」


「だったらどうする」


私は横目でアーロンを見ながら、目の前の怪しい男の行動に警戒していると、アーロンは短く問い掛けなおす。

相手の細かい動きに目を配るアーロンはさすが『伝説のガード』様って感じだ。




「握手……してくれないか。アーロン……いや、アーロンさん!俺、あんたに憧れてガードになったんだ!」


/ 82ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp