第11章 二度目の新婚旅行、の巻
「でっ………けぇ」
其処は、ニノのゴージャスな別荘に輪を掛けてデッカイ、正に“お城”だった
どどーんとそびえ立つ門の前に仁王立ちして大声を上げる
「た、たたっ…たのもぉーーーっ!!!」(←何故か日本語(笑))
シーン…
「おぉ、お頼み申し上げまするぅうっ!!!」(←しかも時代掛かってるし(笑))
いくら大声を張り上げても何の応対も無い
俺は仕方なくデッカイ門を自力で乗り越える事にした
「お、お返事が無いんで、勝手にお邪魔しちゃいますよぉ〜」
ブツブツ言いながら門をよじ登る
ちょっとだけ(←ちょっとだけ?)人より運動神経が良くない俺は、登る途中で何度も落ちそうになったり、そこら中をぶつけたりして
やっとの思いで乗り越えた頃には、すっかり息が上がってしまっていた
「はー、はー、ぜー、ぜー…お、お邪魔じますよぉ〜」
俺は玄関のコレまた大袈裟なくらいデッカイ戸に手を掛けた