第11章 二度目の新婚旅行、の巻
「丁度来週の週明けから旅行に行くって言うから、そのタイミングで行こう!
入れ違いならお互い気を使わないで済むし、一応顔も合わせられるしね」
「うん…でも、本当にイイの?」
「良いんだって!
そいつも智くんに会うの楽しみにしてたし…って、あいつまさか、両刀だったりしねぇよな?!」
「…(苦笑)」
また余計なヤキモチを妬きだす旦那様にすり寄って、抱き付く
「…初めての海外旅行が翔くんと一緒で、僕、嬉しいな」
「そう?///」
「うん…僕さ、英語サッパリだけど、翔くん解るの?」
「う〜ん、まあ、日常会話程度なら…」
「わぁ、本当?!…カッコイイ///」
「そ、そうかな////」
やっぱり翔くんはカッコいいなぁって思ってたら急に肩を掴まれた
「良い?智くん
東洋人はゲイの人に人気があるから気を付けるんだよ?
俺の傍から絶っっ対、離れちゃ駄目だかんね?!」
「う、うん…」
「本当に、タダでさえ危なくって仕方ないって言うのに…」
翔くんはブツブツ言いながら僕を抱きしめた
(…て言うか、翔くんも東洋人じゃん。)
「……」
翔くんが外国人のゲイに口説かれたりしたら、やっぱ嫌だな
なんてちょっと思っちゃった(笑)