第11章 二度目の新婚旅行、の巻
(イギリスにお友達なんてカッコイイ///)
僕は早速その友達に電話を入れる翔くんの後ろ姿に見惚れていた
(僕なんか、友達って呼べる人はニノと相葉ちゃんくらいだもんなぁ…
なんせ、潤くんが僕が他の人と会うのを極端に嫌がってたから、交友関係が殆どZERO(苦笑))
それだけ愛されてたって事なんだとは思うけど
お陰で昔の友達ともすっかり疎遠になちゃって、連絡も取っていなかった
それに引き換え翔くんは、友達に対してもマメだから
キッチリ暑中見舞いも年賀状も毎回何十枚って書いてたし…
(あ、そうだ…年賀状頼んでたの取りに行かなくっちゃ)
受け渡しの紙はどこだっけな、何て探し始めたら、翔くんが僕を呼んだ
「智くん、バイトって何時から休みだっけ?」
「バイト?…確か来週いっぱいだったと思うけど?」
「あ、ホント?」
翔くんはそれだけ聞くとちょっと待っててと言う感じて片手を上げた
「…もしもし?じゃあさ、悪いんだけど、そうゆうコトで…
おお、俺も楽しみだよ、結婚式以来だもんな」
(もう決めちゃったのかな?)
翔くんのお電話が終わるのを大人しく待っていたら、一言二言話して翔くんが電話を切った