第9章 叶わない恋 貴方side
目が覚める頃には暗くなっていた
「ご、ごめっ…」
「いーよ、疲れてたんだろ?」
「ありがとう…」
「まだここで休むか?」
「か、帰る、すぐ帰る」
みなみくんは優しいから私が目を覚ましたときに気持ち悪くないように体を拭いてくれて下着を着せてくれていた
「制服はシワになるから着させられなくてごめんな」
「ううん、ありがとう」
私の腰を支えて荷物も持ってくれる
私はどうしても彼が好きでたまらなかった私の運命の人はきっと彼だから、はやく恋人になりたい
でもまだその時じゃないんだと思う、だからその時まで待つんだ。私の身体も心もみなみくんに依存してるから
今はまだ叶わない恋止まりかもしれないけどもう少ししたら叶う恋になるからそれまでの我慢