第6章 多重人格
「あーあ百瀬さんは誰かさんのせいで学校きてないなー」
「可哀想ー」
「最低ー」
そんな声が聞こえてくる
すると殺せんせーがマッハで消えてマッハで戻ってきた
「離してよ!!」
1人の女の人を連れて
「あれって…」
「百瀬の姉ちゃんじゃん!!」
「お姉さん…?なに言ってるんですか、彼女に姉などいません。これは正真正銘百瀬ゆいなさんですよ」
「え?」
「ちょっと待ってよ!さすがにそんなわけないだろ!!顔もこんなに違うんだぜ!!」
「ならカルマくん、今百瀬さんに電話をかけてください」
「え、あ、うん」
恐る恐るかけてみると女性の方から音が鳴る
「う、うそだろ…」
「ゆいななの…?」
「どういうつもり?なんでバラした?」
「君を手入れしようと思いましてね」
「手入れ?そんなの必要ない!!」
「も、百瀬どうしてそんな格好してんだ…?」
「私たちになんでうそなんてついて…」
「これが悪いことだって言いたそうな顔だね、有希子」
「ゆいな…」
「あっははごめんね騙してたわけじゃないの、ただ幸せを掴むためなの、有希子ならわかってくれるよね?」
「え…と…」
「私の親友でしょ?ね?」
神崎さんが押されて頷こうとした時
「親友なら尚更です。百瀬さんを止めてください」
「え?」
「チッ…うっせぇなタコは黙ってろよ、有希子、私のこと信じてよ。こんなやつじゃなくて私を」
「ゆいな…」
「これを見なさい」
見せられたのは色んな男性とホテルに入るところやキスしているところだった
「盗撮なんだけどきも」
「なんと言われようが関係ありません。先生は生徒が間違った道へ行こうとした時、行ってしまった時、正しい道へ導いてあげるものなのですから」
「私が間違ってるなんて言わないで!!!!!」