第6章 多重人格
カルマside
「なんか今日おしゃれしてる?」
「気づいちゃった?」
「そりゃいつもと違う髪型だし」
「ふふみなみくんとお店に必要なもの買い物行けることになって…ちょっとでもかわいい姿であいたいなぁって、ただの買い物なんだけどね、」
「へぇいいじゃん」
賛同するとすごくうれしそうに笑っていた
本当に好きなんだ
おれの方振り向けばいいのに、あんなやつみたいにマウント取ったりしないし彼女いたり好きな人いれば他の女に思わせぶりな態度取らないし
それでもあいつの方がいいやつなんだろう
純粋に恋をする彼女が輝いて見えた
俺はいつまで経っても彼女の好きな人にはなれずただ一方通行の片思いを永遠とし続けるだけだった