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女の子は嘘と魔法でできている

第2章 仲がいい理由


〜過去回想〜

「なぁ姉ちゃん」

「…」

「無視すんなよ〜」

ガッ

「いや…」

いつものように格好を変えて遊んでた

「かわいいし俺等と遊ぼーぜ?」

「ちょっとでいいからよ、な?楽しいところ連れて行ってやるよ」

「はなしてっ…」

腕を掴まれて逃げられなかった時に現れた

「お兄さん等、嫌がってるじゃん」

「はあ?なんだテメェー!」

「おい、やめろ。…姉ちゃんもいい顔してんじゃん、一緒にくるか?」

「その子離してあげて、嫌がってるでしょ。警察に連絡してもいいならそのまま離さなくてもいいけどさ」

「テメェ!!!」

「さーん、にー、いー…「わったよ!!!」」

不良達は警察にビビって逃げて行った

「バカみたい、逃げるくらいなら最初からしなければいいのに」

「あ、あの!」

「あ、大丈夫?こんなところ1人できちゃダメだよ!!」

「ありがとうございます!」

「いえいえ〜」

「お礼したいです、連絡先交換してもらえますか?」

「いいよいいよそんなの」

「でも…」

「じゃあちょっと付き合ってよ、私嫌なことあったからストレス発散したーい!!それがお礼ね?」

それがきっかけでゲーセンで2人で遊んでいくうちに意気投合した

「名前なんて言うの?」

「有希子って言います」

「有希子ね、なんか見た目とは違っておとなしいんだね」

「あ、、うん」

「そっちのがいいよ、無理に変える必要ないし。有希子は有希子の自由に生きたらいい」

いい学歴いい職業いい肩書きばかり求められてきたから私自身を認められたことが嬉しかった

「また会えますか?」

「いつでも連絡して」

そう約束してすぐに私たちは再会した

「あ、落としましたよ」

「ありがとうございま……」

「有希子?」

「え!」

「やっぱり!はい、落とし物」

「あ、ありがとうございます…」

「ここの学校だったんだね、何年?」

「2年です」

「一緒だ!なーんだ同い年だったんだー!」

「ゆいなさんもここだったんですね」

「うん!てかタメで話そうよ!」

「い、いいのかな、?」

「ダメなわけないでしょ!!落ち着いた有希子の姿初めて見た!かわいい!!!」

「あ、ありがとう」

「あ、じゃあ私移動だから行くね!バイバイ!!」

「うん!」
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