第16章 魔法のかけ方
カルマside
あれから少しすると百瀬さんもちゃんと学校に来るようになった
「赤羽くんここはどうやって解くの?」
「あぁそこはこの数が…」
遅れた分の勉強を必死にしていた
「なるほど!じゃあこうかな?」
「ちがうそうじゃなくて、これを…」
「あっそっか!!じゃあこうだね!」
「そうそう」
百瀬さんは病院に通いながら学校に来ている、たまに発作が起こってしまうから
「軽い性依存症…やばいよね私まだ中学生なのに」
まだ軽い方で本当に良かったと思ってる、もっとひどくなればきっと犯罪にまで手を出していた…というか既に犯罪って言えば犯罪だけど…おっさんたち相手に関しては…でも13歳未満は合意の上でも捌くことができるのに15歳だもんなぁ…
でも百瀬さんは本当に軽かったのか案外すぐに治った
「好きな人としかしたくないよね!」
なんて言って知らない人や好きでもない相手と関係を持つことは無くなった。そんな俺はと言うと
「赤羽くん、みなみくんが昨日の忘れ物って預かったよ!」
「助かる、ほんとありがとう」
「いいよいいよ!ていうか2人ともいつの間に仲良くなったの?」
「こないだからさ」
みなみくんとは定期的に会うようになってしまいには恋愛相談なんてすることもある
「赤羽くん、お待たせ」
「うん、なんかすっきりした顔してんね」
「彼女と別れたんで、俺自由なんですよー」
「あーなるほどね、次の恋できたらいいね」
「本当ですよ、次はちゃんと好きになった相手と付き合うんで、ゆいなの代わりとかなしで本気で探すんで赤羽くんもゆいなと頑張ってくださいよ」
「わかってるよ」
「のわりには進展がないみたいで」
「うるさい、これからだし」
「期待してますからねー」