• テキストサイズ

女の子は嘘と魔法でできている

第13章 愛情不足 みなみside


「ただそれでも俺はゆいなを忘れたくて付き合っている彼女がいました。ゆいなはそれに気づいてこの関係を終わろうとしました。なのに俺が今度は依存してしまって……すみませんでした」

俺がしっかりしていたらゆいなはああならなかった

「ゆいなをおかしくさせてすみません…もう俺は…ゆいなを好きじゃないです…ただの妹なんです。だから抱けたら誰でもよかったんです。だから…だから…俺にはもうあいつのそばにいられない」

「好きだからですよね」

「もう好きじゃないです。俺たちは腹違いの兄妹ってだけです。俺は体の相性が良くて依存しただけですので。またあの頃のように戻ろうとかなんも考えてないです!!!」

もうあの頃の気持ちに蓋をしたんだ、俺たちは結ばれちゃいけない関係だから、もう好きになりたくないから

「ゆいなは幸せになるべき人です…あいつが戻ってきたら腹違いの兄妹ってちゃんと話します。俺は兄だってちゃんと話さなきゃゆいなは一生俺を生きがいにしてしまうから」

「わかりました。私たちが必ず助け出します」

「言われなくても助けたしね、みなみくんは大人しく待ってな」

「すみません」
/ 130ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp