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女の子は嘘と魔法でできている

第13章 愛情不足 みなみside


「みなみ、おはよう」

「お、おはよう父さん」

「今夜話があるんだけどゆいなちゃんも一緒に聞いてほしいんだけど呼べるか?」

ドクンッ

「ゆいなは忙しいから無理だと思う。話って何?大したことないなら聞きたくないんだけどさ」

「大事な話だから聞いてほしい」

「…俺とゆいなが腹違いの兄妹って話?」

「お前!」

「なんとなく気づいてたし、俺もゆいなも幼馴染としか思ってないから別にいいよ。俺ら他に好きな子がいるし」

本当はふざけんなクソ親父とか言ってやりたかったけど出てきたのは嘘だった

「ゆいなも気づいてるけど気づいてないふりしてるしあんまり言わないであげてほしい。ゆいなもあんまり聞きたくないだろうし亡き母親の不倫でできた自分の話とか」

「あ、あぁやっぱりそうだよな…ごめんな」

「別にいいよ気にしてないし、じゃあ俺今日早く学校行かなきゃならないから行くわ」

「あ、おい朝飯は」

「いらね、遅刻しそうだし」

溢れそうになる不満と涙を隠すように俺は逃げ出した


















どんな顔で会えばいいんだよ
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